【もののふ道】新しい武士道・兵頭二十八

もののふブランドのコンセプトに多大なる影響を与えた書

あたらしい武士道―軍学者の町人改造論あたらしい武士道―軍学者の町人改造論
(2004/11)
兵頭 二十八

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「新しい武士道」(兵頭二十八著)


もののふ的な要素を、まずその対極にある要素を示すことで、
明らかにしてみたいと思うのですが、それが「町人(女中)根性」と
云われるものです。

私自身も日々、反省しているので、体現出来ているかわかりませんが
これまでも企業・個人とのトラブルがあったとき、その原因を調べてみると
相手方の「町人(女中)根性」に反応しているという事がわかりました。
※今はイチイチ反応している暇がないので、ただ観察するだけです。

既述の「新しい武士道」のまえがきには「女中根性」の事が書かれております。

すなわち

むかし、武家の御殿に奉公に上がっていた富裕町人階級の教育ある若い婦人たちは、
近似したレベルの憎い同僚がおりましても、直接自分の実力を以てしては屈服させたり
蹴落とすことはできませんでした。そこで、まず他の有力者を捜して近づきになり、
その威勢を借りて当の敵にイヤガラセをしてやろうと、目一杯媚びた。

あるいはまた、「A子は確かに美人だろう。しかし他所のC子に比べたら見劣るではないか」
−こういう己れの存在を棚に上げた比較を弁えもなく揚言し、自分の気に喰わぬA子を
間接的に貶めしたつもりになっていましたのが「女中根性」です。
(引用「新しい武士道」兵頭二十八著)

女性を例にしておりますが、女性のみにある気質というわけではありません。
私の経験上、どちらかというと現代では男性に多い気質かもしれません。


これを戦国脳で解釈しますと

板坂卜齋「慶長年中卜齋記」によれば、関ヶ原の戦いにおける西軍の大津城攻めに
京や近江の町人らは酒・弁当・水風呂を持参し、城西の三井寺で日々見物していたそうです。

命がけで戦っている武士(もののふ)を面白半分で見物している町人。

西洋社会では市民もいざとなれば武装し戦いました。
市民軍が国軍を圧倒することもあったようです。
ただ奴隷のみが兵役を免除されたようです。

そう考えると、日本の町人とは西洋の奴隷に近かったのかもしれません。
勿論、階級のことを言っているわけではなく、武士階級にも町人根性の人はいたと思います。

もののふはそういった「町人根性」が「悪い」といっているわけではなく
「新しい武士道」における武士(もののふ)と対比する価値観を示しているだけですので
誤解されないようお願いいたします。


「新しい武士道」には、そういった日本と西洋との違いも
わかりやすく書かれておりますので、ぜひ読んでみて下さい。
他にも目から鱗合理的な「武士道」が示されております。

もののふ道】でも随時取り上げていきたいと思っております。


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